はしかの流行が世間をにぎわせています。
NHKのニュースでは病院外での初の感染・拡大として
大きく報道がありました。
はしか予防には、「予防接種」とさかんにいわれています。
2018年の今回の「はしか感染の拡大」という騒ぎは、
ニュースのアーカイブをたどってみると
2016年9月以来のことで、
2018年4月ころから報道が始まっています。
一方、同時期の製薬企業の動きをちょっと見てみます。
「ファーマタイムス・オンライン」といった
アメリカの製薬関連のニュースサイトを調べてみると、
2018年4月半ばに、こんなニュースがみつかります。
●Vaccine market projected to reach $77.5 billion by 2024
2024年までにワクチン市場は775億ドルに到達する兆し
時を同じくして、今回の日本での‟はしか騒ぎ”
当然のことですが、製薬企業も企業です。
年間計画や四半期ごとに、売り上げ目標の
設定があることは、想像がつきます。
それに応じて、製造計画や販売計画も
立てられるということです。
つまり、製造されるワクチンの本数のおおよそは
あらかじめ決まっているということです。
そして、製造計画や販売計画があれば、
当然のことながら、
目標達成のために、販促計画も立てられます。
テレビのニュース番組のスポンサーをみてください。
いつもそこには、製薬企業や保険会社が名前を連ねており、
番組の合間には決まって、スポンサーのCMが流れます。
聴者は、CMは宣伝だとわかって見ていますが
「ニュース番組の内容まで宣伝」とは見抜けないのです。
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アメリカでは、大手製薬企業のメルク社が、
「はしかを含む3種混合ワクチンの有効率の
データを改ざんしていた」として、訴訟が継続中です。
(注意:日本のはしかワクチンはメルク社の予防接種ではありません。
日本でメルク社(MSD)のワクチンを使用しているのは
「子宮頸がんワクチン」。世界トップクラスの実績を誇る
ワクチンメーカーの事実として以下をお読みください。)
メルク社のワクチンではこれまで
安全性でも有効率でも
世界トップクラスとされてきたものです。
それが、
現時点で、メルク社は2つの大きな訴訟を抱えています。
一つは、日本でも集団訴訟になっている子宮頸がんワクチン。
こちらは16歳の被害者女性が効果のないものを接種されたとして、
告訴しています。
もう一つが、はしかを含む混合ワクチン
MMRワクチンに関するもので、
こちらは、元メルク社の研究員による内部告発で
2010年から8年間係争中です。
「メルク社のMMRワクチンの有効率95%は、
そもそもウソだった!」と元メルク社の研究者だった
二人のウイルス学者が証言しているのです。
クラーリング氏とウロコウスキー氏は
「メルク社は不正確なテスト法を用いて
さらにデータの改ざんをしていた」と証言しています。
メルク社のMMRワクチンのデータ改ざん。
なかでも、社内で当初「プロトコル007」と呼ばれた計画では、
ワクチンの本当の有効率に関わらず、
有効率を95%に見せることになっていました。
「プロトコル007」計画のもとでは、
野生のおたふくかぜウイルス(流行性耳下腺炎)から
子どもたちを守る有効率は一切テストされませんでした。
現実の社会では、この野生の耳下腺炎ウイルスの
感染が問題になるにもかかわらず、
代わりに有効性がテストされたのはメルク社が独自に培養した
弱毒性の耳下腺炎ウイルスだったのです。
MMRワクチン中の抗原も当然、
このメルク社が開発した弱毒性の
耳下腺炎ウイルスを使ったものでした。
このワクチンの有効性テストの目的は、
本来の目的である「子どもたちを守るため」ではなくただ、
政府からの受注を多く受けるために
「ワクチンの有効性を高く見せる」偽のテストだったのです。
この二人のウイルス学者の証言によれば、
メルク社は、有効率を高く見せるために
血液サンプルに動物の抗体も混ぜていたとも言います。
人間の免疫システムでは、
そのような抗体を作りえるはずがないと知りながらです。
一方、メルク社側はこの内部告発の証言は
すべて嘘であると否定しています。
予防接種はときに人の命を奪うことがあるもので、
接種判断は慎重にしたいところです。
日本の製薬企業ではないとはいえ、
聞いただけでも恐ろしいと思いませんか?
日本の製薬企業が同じだとは言いません。
しかしながら、もし予防接種をするのなら、
ただニュースをみて病院に駆け込むのではなく、
最低限、下調べをするぐらいのことはしたほうがいいでしょう。
周囲で予防接種を受けようとしている人がいたら、
よく吟味して判断すべき大きな決断であることを教えてあげてください。