ヒトを殺す「抗生剤」 ヒトを守る「太陽光」1

梅雨の季節、お日様の姿が見えないと

気分が暗くなりますね。

普段、あたりまえにいただいている太陽の光。

現代社会は、この太陽に背を向け、

化学物質をありがたがる

「罰当たりの病人社会」といえます。

風邪っぽい症状が出て、病院に行けば

「ん~、とりあえず抗生剤出しときますから!」

となります。

まるで、居酒屋の「突き出し」ですね、、、

さて、今回はヒトを殺す「抗生剤」と、

ヒトを救う「太陽光」のお話です。

最初の抗生剤(ストレプトマイシン)が発見されたのは1943年。

当時は結核が流行っており、結核は怖い病気でした。

そんな結核の特効薬として、抗生剤は脚光を浴びました。

以来、抗生剤は「ありがたいクスリ」としてもてはやされ、

いまや、感染症のとき、また、感染症が疑われるとき、

そして、感染症の危険性を避けるときなど、

幅広い用途で、たやすく処方されるようになっています。

その最大の害は有用な腸内細菌まで殺してしまうこと、

さらには、抗生剤でも死なない

「より強力な耐性菌」を生み出してしまうことです。

いま現在、抗生剤が生み出した耐性菌で

命を落とす人がEUだけで毎年2万5千人。

世界では、約70万人(2013年推計)

将来は世界的にガンの死亡者数を上回るといわれ、

先進国各国の政府も重要課題として捉えています。

抗生剤はどうしても必要なものでしょうか?

必要とされるときもあるでしょうが、

今ほど簡単に処方されるものではないでしょう。

現に厚労省のHPを調べると、内部資料に

「医師が安易に抗生剤を処方しすぎる現状は

大きな問題であり、改善されなければならない」

とあります。

使えば使うほど、死ぬ人が増えているのですから当然です。

子どもに風邪っぽい症状が出たときに

病院に連れていくことがあります。

幼稚園に通わせているので、

診断だけは受けておく必要があるからです

そこで、病院では毎回、毎回、

「おクスリを飲まないと治りませんよ」

「症状が治まりませんよ」

「重症化すると大変ですから、飲んでくださいね」

と言われます。

私自身も、幼少期に抗生剤を頻繁に飲み、

その副作用に(それとは知らずに)長い間、苦しめられた身ですから、

子どもには基本、クスリは飲ませないようにしています。

クスリを全否定しているわけでもありません。

症状によっては、上手く使えばよいというスタンスです。

しかし、ほとんどのケースはクスリなしで治ります。

これまで、子どもの不調はすべて

クスリを飲ませなくても治っています。

たいてい、予定されていた投薬期間より早く治ります。

もちろん、これはわが家の場合で、

他の人に同じことを保証するものではありません。

個人の体験として、シェアします。

うちでは、免疫力を上げるビタミンDや亜鉛など、

治癒を早めるサプリを使うこともあります。

しかし、大抵はそんな特別な処置をしなくても、

普段通り、オーガニックの食事と休養を取って過ごすだけです。

人間のカラダには、「治る力」が備わっています。

子どもの病気がクスリの力に頼らずとも

早く治ってしまうのを見るたびに、

「人間のカラダってすごいなあ、、、」と感心します。

病気の時は、カラダの自然治癒力を

‟ちょっとだけ”サポートしてあげるのは良いとおもいます。

ただ、クスリなどの化学物質で邪魔をするのは、

その場はよいかもしれませんが、

結果的にはその子の将来の健康、

腸内細菌のバランスの悪化、

栄養の吸収力の低下、

毒素の排出力の低下を起こし、

マイナスが多くなります。

抗生剤がなくても、何千年と人類は生き延びてきました。

たとえば、抗生剤が発見される前には

結核の治療法といえば、日光でした。

お日様の光を浴びて、あとは栄養をとって休む。

太陽の光は、経験的にバイ菌を殺菌してくれることが

わかっていましたが、免疫をどうやって高めるのかは

わかっていませんでした。

紫外線には、紫外線A波(UVA)と

紫外線B波(UVB)と

紫外線C波(UVC)の3種類あります。

このうち、UVCは殺菌光線であることがわかっており、

人工的にUVCを発生させる紫外線殺菌ランプがあります。

しかし、地上に届く紫外線は、UVAUVBの2種類です。

なので、UVCが体内のバイ菌を直接、

光で殺菌しているわけではありません。

人体の免疫を高めているのはUVBの作用で、

仕組みはもう少し複雑です。

●ヒトを殺す「抗生剤」 ヒトを守る「太陽光」② に続く