※この記事の情報は、医療アドバイスに代わるものではありません。
クスリやワクチンが医療の選択肢として有効だと考える方は、
ご自身の考え方と選択を優先してください。
日本政府は、新型コロナウイルスの感染状況を受け、
ワクチン開発を進めると発表しました。
とはいっても、日本主導ではありません。
アメリカの民間会社(Inovio社とModerna社)、
米・国立アレルギー感染症研究所(NIAID)、
豪・クイーンズランド大学と連携して行う
欧米主導のワクチン開発です。
CEPI(感染症流行対策イノベーション連合)という組織があります。
この組織は、貧困国や貧困層の国民にも入手可能な
低価格ワクチンを開発することを名目に
2017年のダボス会議で発足しています。
タボス会議といえば、欧州の金融財閥が采配を振り、
世界経済の大枠を決定する会議です。
今回のワクチン開発の大元は、CEPIです。
CEPIには、日本、ノルウェー、独、英、豪、カナダ、ベルギー他、
ゲイツ財団などが出資しています。
今回、新型コロナウイルスの感染騒動を追ってきましたが、
やはり、政府が最終的に推し進めたいのは、
「ワクチン」ということになります。
新型インフルの時と同じですね。
これは本当の感染症対策ではありません。
人体の免疫系は、驚くほど多種多様な免疫細胞や
内分泌器官が、複雑かつ精密なバランスや
連携を保ちながら、働いています。
「抗体」という体内物質があります。
抗体は、ウイルスやバクテリアなどの外敵と戦う分子で、
大きく分けて5種類あります。
IgG、IgM、IgA、IgD、IgE です。
それぞれ、分子の大きさや働きや、働く場所も違います。
中でも一番大事なのは、IgA。
- IgAは、鼻水や唾液、母乳中など全身の粘膜に存在し、
人体の免疫の80%は、
この粘膜の免疫が対処してカラダを守っています。
これは自然に備わっている免疫なので、自然免疫と呼ばれます。
一方、ワクチンで強まるとされるのは、獲得免疫。
誘導される抗体は、IgGです。
添付文書を見ると、ワクチン接種後にIgGの値が
どれだけ上がったが記されてあり、
それをもって、免疫力が上がった証拠としています。
しかし、これは必ずしも免疫力が上がったことを
確証するものではありません。
IgGの量が増えていれば、免疫力も上がっているはずだ
という理論に基づく推測です。
それで免疫力が上がった、病気に強くなったということにはなりません。
例えば、子宮頸がんワクチンの添付文書にも
「抗体値の上昇と感染の予防効果は明らかではない」 とあります。
いくらワクチンを打ったところで、粘液中の免疫が強くならなければ
カラダの抵抗力が増したことにはならないのです。
カラダのバリアであるIgAは腸で作られます。
腸が健康で元気であれば、免疫力もアップします。
テレビでは、感染症の専門家の方が登場し、
予防の基本は、手洗い、うがい、マスクだと言います。
これはあくまで物理的な予防手段です。
大事なのはもちろんですが、基本は生活にあります。
マスクや手洗いをしていても、ジャンクフードを食べて
砂糖の多いお菓子やジュースを飲んで、
さらに睡眠不足で、ストレスを抱え、体力が落ちていれば
感染症にかかりやすくなるのは目に見えています。
健康と免疫力アップの基本は、
腸を元気にする、腸に良い生活。
かんたんにまとめてみます。
⇒十分な睡眠 ―暗い部屋でグッスリ深く眠る
夜更かし、ゲームは×
⇒朝一番に白湯を飲む ―腸を温め、活発にする
水分不足は免疫を下げる
⇒太陽を浴びる 一日15分でも良い ビタミンDは免疫力のベース
⇒適度な運動 ―体温アップは免疫アップ
散歩で良い 血液を循環させる
⇒入浴 熱めのお湯で13分以上 深部体温まで上げる
最後は冷水シャワーで締める
⇒腸に良い食事 基本は菜食、肉は少なめ
食べるならビタミンDが多い魚
野菜や海藻は毎日食べる
⇒フルーツ・サラダを食べる ―生食、酵素の多い食事が良い
⇒砂糖・糖質を摂りすぎない ―白砂糖・糖質の摂りすぎ
免疫ダウン ミネラルを排出する
⇒オーガニックの食材にする ―免疫を下げる添加物はなるべくさける
⇒亜鉛の多い食事 免疫に大事なミネラルは亜鉛
⇒心配しない 笑顔が一番! 心労やストレス、恐怖感は免疫を下げる
免疫力アップには、健康な生活。
シンプルですが、今の時代、これが意外と難しいかもしれません。
できる範囲で無理なく続けるのが一番です。