病気の原因にはいろいろありますが
その8割は、
「交感神経の緊張から起きる低体温」
といわれます。
-『安保徹の病気にならない三大免疫力』より
低体温を起こすこともある「交感神経」
しかし、
交感神経の働きはなくてはならないものです。
それは、ヒトが起きている状態に働く神経で
心臓の働きを活発にさせ、血流を促進する一方、
消化器の働きを抑え、
カラダが動くために都合の良い状態をつくります。
このため俗に「昼の神経」とも呼ばれます。
しかし、この「交感神経」
これが働きすぎ、緊張しすぎると、
カラダが、“闘争モード”になってしまいます。
交感神経の緊張は
外敵と闘うために血液を心臓や筋肉に過剰に集中させ
カラダのすみずみへの血流が悪くなるのです。
緊張は一時的ならよいのですが、
これが続く生活は、
「慢性的な低体温」を引き起こします。
低体温は、、、
→代謝が落ちる
→太りやすくなる
→免疫力が下がる
→ウイルスや病原菌に弱くなる など
ガンを始め、あらゆる病気の温床になります。
「交感神経の緊張」と
「低体温」を起こす主な原因の大きなものは、
何といっても心のストレスですが、
ほかにもいろいろあります。
【低体温の原因】
①心のストレス
仕事・人間関係・経済問題・将来への不安など
②老化や運動不足による筋肉の減少
③栄養不足
とくに、タンパク質・ミネラル・ビタミンの不足
④カラダを冷やす白砂糖や代謝を下げる
コーンシロップ・化学薬剤の摂取
⑤締めつけのきつい服装
などです。
女性の多く、とくに中高年以降の女性には
低体温の人が目立ちます。
女性の多くは筋肉の量が男性より少ないため、
低体温になりがちなのは仕方ありません。
しかし、
低体温は生活の改善で解消できます。
先ほどの逆をすればよいのです。
①心のストレスを軽くする
悩み過ぎない(悩みは次の日に持ち越さない。
明日は明日の風が吹く的な楽観さ)
寝る前に一日を振り返り、
心の中の良いことも悪いことも、すべてリセットする
趣味を楽しむ時間を意識して持つ
人と争わない(特に夫婦家族間!)
闘争本能は仕事やスポーツや創作活動に向ける
(自分や他人に向けない)
②筋肉量を落とさない!
年をとるほどに筋肉は必要。
(女性やお年寄りにこそ必要)
筋肉を使う生活や運動
(良い姿勢を保つ生活・歩く・自分に合った運動やスポーツ)
筋肉を食いつぶさないように日々、必要量のタンパク質の摂取
トレーニングをしていない人で一日の必要量は、体重の千分の1。
体重60㎏→タンパク質60g
③ミネラル・ビタミン・食物繊維の多い食材、
「野菜・海草・フルーツ」を食べる
できるだけ栄養素が多く、農薬(毒素・重金属神経毒)の少ない
オーガニック食材にする
④白砂糖やコーンシロップ、
化学薬剤は日常的に摂らない
甘みを摂るなら、生ハチミツに変える
化学薬剤から、同じ作用を持つオーガニック食材・
機能性食品・サプリに切り替える
⑤下着や服装は血行が悪くなるほど、
お腹をしめつけすぎない
とくに夜寝るときは、おなかにきつい下着やパジャマはやめる
※冬に靴下を重ね履きする冷え取り健康法がありますが、
運動ができる人の場合、過度の重ね履きをするより、
適度に筋肉をつける方がはるかに健康的です
低体温が気になる人は、日々の体温を測って
生活・食事・栄養改善で体温が上がったかチェックすると良いです。
(朝昼晩に測るか、できない人は朝晩。それか朝1回だけでもOK)