生命のカギを握る「酵素」①

「酵素って、なあに?」

〇〇酵素 酵素ドリンク 酵素サプリ

酵素ファスティングなど、

健康に関心のある人なら「酵素」という言葉を

最近、よく耳にするかとおもいます。

健康に関心のない人でも

「酵素パワーで汚れを落とす!」

というキャッチコピーなど、

洗剤に使われる酵素のことなら

聞いたことがあるとおもいます。

でも、酵素って一体何でしょう?

健康に大事なものだと知っていても

「酵素って何?」と聞かれたら

具体的に説明できる人はなかなかいないとおもいます。

そこでいろいろと、酵素の全体像を探ってみました。

酵素とはいったい何でしょう?

酵素はタンパク質の一種です。

それは、食べ物の中に含まれます。

また、食べ物以外にも、

生き物の中カラダの中に必ず酵素が入っています。

植物や海藻の葉や茎や根っこ、

それに木の実や種。

また、キノコやカビなどの菌類。

その他、動物や昆虫などなど、

そして、私たち人間のカラダの中にも

それこそ、自然に住む

生きとし生けるすべての生き物の中に

酵素は必ず含まれています。

ではなぜ、酵素は生物の中に

必ず含まれるているのでしょう?

それは生命活動に必須だからです。

どんな生物でも栄養を取り入れ、成長し、

そして、動き、消化したものや、

いらない毒素を排出します。

そうでないと、生きることができません。

この食べ物や栄養の消化、成長、そして

動くことやいらないものをカラダの外に出すこと

に欠かせないものが酵素なのです。

初めに酵素はタンパク質だと言いました。

でもどこが普通のタンパク質と違うのでしょう?

普通のタンパク質は、カラダの材料になります。

筋肉や髪の毛や爪から内臓などです。

一方、酵素は「化学反応」を起こす性質を持つ

特別なタンパク質です。

この化学反応は、「触媒作用」とも呼ばれます。

具体的にいえば、ある酵素は食べ物にくっついて、

カラダに吸収されやすいように細かな分子に分解します。

また、別の酵素は分解された分子とくっついて、

体の中を移動したり、細胞の中に運び込みます。

そして、また別の酵素が、

細胞に運び込まれた分子を電気のエネルギーに変えます。

そして、また別の酵素がエネルギーとして使われた分子を

カラダの中から、尿や便などで、体外に排出します。

このような生命活動のすべては酵素が行っているのです。

だから、「酵素なしに生命なし」と言われ、

すべての生物は独自の酵素を体内に持っており、

また必要な酵素を食べ物として外から摂取しています。

また、酵素なしに生命なしと言われる通り、

酵素の働きをうまく制御できれば、

生命活動がコントロールできるわけですから、

不老長寿も可能となります。

それゆえに、酵素の解明は不老不死へのカギともいわれ、

酵素研究は、「生命科学最後の謎」とされているのです。

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生命のカギを握る「酵素」②

「酵素を制する者が健康を制する」へつづく