慢性炎症①あらゆる病気の主因「慢性炎症」ってなあに?

世間は、病院や病人があふれかえっています。街には病院の看板だらけ。テレビでは薬や保険のCMであふれかえっています病気にもいろいろなものがあり、新しい病気も増えています。

これだけたくさんの種類の病気があると、その原因もいろいろ複雑で、

「病気がなぜ起きるか、メカニズムなんて、難しくてわからな~い!」

そう思っている人も多いのではないでしょうか?

しかし、ほとんどの病気が実は同じ仕組みで起きていることが最近の研究でわかっています。無知なまま病気になったら、それこそ医者の言うなり。不要な医療、過剰な医療の犠牲になるだけです。自分と家族の健康を守るため、医者に負けないくらいの健康知識を身に着ける覚悟で勉強していきましょう!

ちょっと、力が入りすぎました、、、。

人間のカラダの仕組みは実に興味深いです。楽しく学んで、賢く健康を守っていきましょう。

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さて、ほとんどの病気=病気の症状は一つだと言いました。

最近の研究が示すところによれば、病気はどれもある種の「炎症」であるということです。炎症には、大きく分けて二つのものがあります。「急性炎症」と「慢性炎症」です。多くの慢性病の原因は、「慢性炎症」の方になります。「急性炎症」は、傷ができたり、感染が起きたときに治すためのもので、体に備わる防御システムです。

例を挙げると、ケガをすると患部が赤くはれ、熱を持ちます。血流が増加し、白血球が患部に流れ込み、死んだ細胞や細菌が排除され、新しい組織が再生し、ケガが治ります。急性炎症はすぐに収まりますが、慢性炎症はなかなか収まりません。慢性炎症を伴う病気には、ぜんそくやアトピーをはじめとするアレルギー他にも関節リウマチなど自己免疫性疾患がよく知られています。他にも、心疾患(心不全・心筋梗塞)、アテローム性動脈硬化、脳卒中、神経変性疾患、糖尿病などがあります。

しかし、最近の研究では、これまで慢性炎症と関連がないと思われてきた、その他の病気にも慢性炎症が関わっていることがわかってきました。老化に伴い増加する各種生活習慣病(がん、動脈硬化、肥満)やアルツハイマー病なども慢性炎症の結果である証拠が見つかっています

そして、老化も、慢性炎症の一種です。

老化は体の器官だけでなく、細胞も、そして脳までも衰えさせます。また、慢性炎症は、大うつ病や不安障害など、精神疾患の原因にもなっているという研究もあります。ほとんどの病気の原因になっているこの「慢性炎症」慢性炎症について探ったら、自分の不調や病気の原因がわかるかもしれません。

本当の原因がわかれば、本当の治療法のヒントも見つかることでしょう。

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