子宮頸がんワクチン副反応や原因不明の体調不良に上咽頭炎が関係!?

2011~12年に

338万人が接種を受けた子宮頸がんワクチン。

その後、全身の痛みや記憶障害を訴える少女が続出

平成25年に定期接種を後わずか2か月で、

国も積極的推奨を中止しています。

製薬会社はその後も、様々な外郭団体や個人など、

表立たないような、あらゆる手法を使って、

このワクチンの安全性を主張し、接種推奨の再開と

男性への接種推奨も働きかけています。

一方、ワクチン被害者に世間の風はいまだ冷たいです。

暴れまわるほどの痛みを抱える少女に対して

同情を示す医者は少数派で、大半は詐病や精神病と

診断し、患者を見放し、しまいには被害者の親まで責める始末。

さて、このような状況の中、朗報があります。

2016年にNHK仙台放送局が、

子宮頸がんワクチンの被害に苦しむ

少女たちの治療に取り組む医師を紹介しています。

堀田修クリニックの堀田院長です。

耳鼻科の専門医で、様々な不調の原因である

「慢性上咽頭炎」の原因究明と治療法の探求に

情熱をかける医師で、著書も多数あります。

堀田医師は、激しい痛みを訴えるワクチン被害者

50人がみな、上咽頭(じょういんとう:喉の奥の上側)に

激しい出血を起こしていることを発見しました。

多くの人が日頃、鼻の奥やのどに不快感を持っています。

この根本原因の正体は、なんと、

鼻の奥と喉の奥上の「上咽頭」と呼ばれる部分で

起きている炎症にあるそうです。

この部分は、風邪など感染症で外部からの侵入者に

初めに感染する部分で、健常者でも日常的に

炎症を起こしていることがわかっています。

この不快感の正体については、医学書にも載っておらず、

医学生も大学で教えられません。

そのため、多くの人が毎日、感じるこの不快感について

耳鼻咽喉科の専門医でさえ、いまだに関心を持ってないそうです。

このような医学教育の内容に大きな不備があるため、

日本に30万を超える医師がいても

誰一人このシンプルな現象に気づかなかったんですね、、、

ワクチン被害者のみならず、

原因不明のだるさや体調不良が続く人も

慢性の上咽頭炎が原因かもしれません。

いつも、鼻づまりやのどの奥に不快感が

ある人は要注意です。

さて、問題はここからです。

上咽頭のすぐウラには、脳があります。

脳の中でも、自律神経を調整する

「視床下部」が位置しています。

堀田医師は、上咽頭が慢性的に炎症を起こすと

その近くの視床下部に異常が生じて

自律神経が乱され、

全身に痛みやしびれが起きると考えました。

そこで、上咽頭炎を治療することで

視床下部の機能を回復させ、

自律神経が正常に働くようにして、

快方へ向かわせることが有効だと考えたのです。

その具体的手法が、

上咽頭部にごく低濃度の塩化亜鉛溶液(劇薬)

を綿で刷り込む「EATBスポット)療法」

と呼ばれるものです。

2014年10月~2015年10月の間にこの治療を受けた

16人のうち、13人が日常生活に支障がないレベルまで回復し、

支障が残ったのは3人ということでした。

ワクチン被害者のように重い症状の患者も

上咽頭の炎症が改善すると、頭痛、倦怠感など

その他の自覚症状も改善したのです。

EATBスポット)療法」は万病に効くとして

196070年代に脚光を浴びた療法ですが

逆に医師の間で懐疑心を持つ人が増え、

衰退していったいきさつがあります。

ただ、ワクチン被害者の治療法として、

この療法はいったん症状が改善しても、

後でぶり返すこともあるため、堀田医師自身も

完全なものではないとしています。

堀田医師がワクチン被害者に行ったBスポット療法は、

日本口腔咽頭科学会誌にも掲載され、

多数の専門家も興味を示しているとのことです。

人のカラダの仕組みは同じ。

ワクチン被害者の少女たちの苦しみは、

他人ごとではないのかもしれません。

上咽頭炎が解消されれば、症状が改善するのであれば

そこに焦点を当てた治療法が進化していけば

多くの人が救われるということですね。

●堀田医師による子宮頸がんワクチン被害者への上咽頭炎治療

https://www.youtube.com/watch?v=Xd4oD-Ap4LY

●塩化亜鉛療法の動画

https://www.youtube.com/watch?v=mf-pAWCtNvQ