生命のカギを握る「酵素」②

「酵素を制する者が健康を制する」

食生活に目を向けると、

実にさまざまな食事法があることに気づかされます。

ベジタリアンに、肉食、和食、●●ダイエットなどなど。

炭水化物は控え、タンパク質を摂った方が良い

という意見もあれば、

タンパク質は消化に負担をかけるので、

低タンパク食が良いという人もいます。

脂肪は避けた方が良いという意見が一般的であるのに、

近年では、良い脂質こそ人類にとって

最高の栄養源だ、という見方もあります。

これらの食事法はどれもそれぞれの理に適うものですが、

どれにも一長一短、利点と欠点があります。

そこで、食事法に迷ったときには、

酵素の観点から見てみると間違いがありません。

というのも「酵素は生命の鍵」だからです。

体内に酵素があるおかげで

われわれの命は保たれています。

呼吸にしても、酸素の働きだけでなく、

体内のさまざまな「呼吸酵素」があってこそ、

酸素が細胞内でエネルギーに変えられます。

食べ物にしても同じです。

そのままの状態なら、ただの異物にすぎません。

体内のさまざまな消化酵素の働きで

われわれの体に取り込まれて、

初めてエネルギーとなります。

食べたものがすべてエネルギーになるのなら、

食べるだけ食べた方が元気で健康になります。

事実は違います。

栄養たっぷりの食材を食べても

それが自分のエネルギーにならなければ、

まったく意味がありません。

それどころか、消化されない食べ物の多くは、

われわれの味方でなく、敵=毒になってしまいます。

最近、流行りのファスティングや少食が

健康に良いのも酵素と深く関係しています。

食べ物を消化するには

最もたくさんのエネルギーを使うと言われます。

一説には、人体が消費する全エネルギーの7割が

食べ物の消化に使われているそうです。

すごいですね!

これじゃあ、食べるだけ疲れてしまいますね。

さらに、消費されるのはエネルギーだけではありません。

体内の酵素も同じです。

体内で作られる酵素は「潜在酵素」と呼ばれ、

ヒトが一生のうちに体内で作られる酵素の量は

個人個人で決まっているといわれます。

それゆえに、体内酵素をどう節約するか、

また、体外から酵素を取り入れるかが

健康のカギになってきます。

少食やファスティングがカラダによいのも

消化酵素の節約になるからです。

また、果物や野菜のローフード(生食)や

発酵食品がカラダによいのも

体外から酵素を補ってくれるからです。

食事や健康法に迷ったら、

「酵素」の観点をお忘れなく!

この観点を持っておけば、

健康を目指すうえで、大きく間違った方向に行くことは

まずないでしょう。

(※筋肉を鍛えるマッチョマンの友人・知人で

タンパク質をたっぷり摂っている人たちも

カラダにきちんと取り込まれるように食事と一緒に

エビオスやワカモトなどの消化酵素を

一緒に飲んでいる人が多いです。

海外のプロテインでも、消化の悪い植物性プロテインには

パパイヤなどの消化酵素が添加されてたりします。

ここでも酵素がポイントです)