ジャガイモを食べ過ぎるとバカになる!
という話があります。
正確には、
「ジャガイモの食べ過ぎはヒトの本来の思考を奪う」
または
「ジャガイモの食べ過ぎは唯物的な浅い思考になってしまう」
という話です。
この観点は、100年ほど前の時代を生きた
ドイツの哲学者R・シュタイナー(バイオダイナミック農法の提唱者)
によるものです。
シュタイナーは、哲学者であり、アストラル体や
エーテル体といった眼に見えない世界のことも
伝えていた霊能者でもありました。
これは多くの人にはなじみのない世界の話ですから、
この情報が栄養学的にも生理学的にも正しいかどうかは
他の情報と比較しながら、自身で判断ください。
あくまで、食材を選ぶうえでの観点の一つとしてお伝えします。
また、これは「ジャガイモが悪い!」という話ではありません。
食べすぎると、こういう影響があるよ、という話です。
ジャガイモを食べちゃダメなんだ!という
極端な解釈をしないようにお願いします。
何でもほどほどにという話です。
さて、このジャガイモ。
食べ過ぎると頭が悪くなるというのは、
まんざらおかしな話ではないかもしれません。
というのも、英語で ポテトヘッド=Potatoheadは、
アホ、間抜け、能なしを意味します。
さて、哲学者であるシュタイナーは、
「(南米から)ヨーロッパにジャガイモがもたらされて以来
ヨーロッパでは内的な思考が衰退した」と分析しています。
これは極端にいえば、
ジャガイモの食べすぎでヨーロッパ人が
唯物的思考に傾きすぎた物質主義者、
つまり今の言葉でいえば
バカになってしまった
という話です。
フライドポテトのトランス脂肪酸が
カラダに悪いとかいう以前の話ですね。
ジャガイモがヒトにどう作用するのか
シュタイナー著『健康と食事』(西川隆範訳)から、
いろいろな個所をもう少し詳しく抜粋してみます。
-ジャガイモは実ではありません。
もし、ジャガイモの実を食べれば、毒を食べることになります。
(※本サイト「毒になる野菜とは」の記事も参照ください)
-私たちが食べるのはジャガイモの塊茎です。
塊茎(塊茎は根ではなく茎)は、植物の中でも
最も消化されないものです。
ジャガイモは消化されないまま、血液をとおして
上昇し、脳の中で初めて消化されるのです。
頭がジャガイモを消化しなければならなくなると
頭は考えることができません。
考えるためには、下腹部が消化を担当して
頭は自由な力を持たなくてはなりません。
ジャガイモを食べると、頭は本来の思考を奪われます。
人間は中脳で考える能力を次第に失っていき、
前脳でしか考えないようになります。
~前脳は、人間を次第に
唯物論的な“悟性人間”にしていきます。
(※悟性人間=論理的思考だけの人
のことを指すものと思われます)
前脳は本当に精神的=霊的なことは
考えられないのです。
前脳を通して、人間は悟性人間になるのです。
ヨーロッパにジャガイモがもたらされて以来、
ヨーロッパでは内的な思考が衰退したのです。
人間は地上にある力だけで構築されているのでは
ないということをここで明らかにしておく必要があります。
人間は周囲の世界全体から構築されているものであり、
太陽と月と星々の被造物です。
ジャガイモを食べると、中脳はジャガイモを消化する
ためだけに使用されます。
そうすると、人間は周囲の世界から隔絶され、
もはや周囲の世界を認識しなくなります。
「近代の唯物論は、ジャガイモを食べすぎた結果だ」
ということができます。
もちろん、ジャガイモは比較的安いので
裕福でない人はジャガイモを食べ、
裕福な人はジャガイモだけでなく、前脳に作用する
香辛料や塩を買うことができるということはあります。
香辛料は塩と同じく、前脳に働きかけます。
その結果、単なる悟性人間になり、他の人はもはや
思考のために頭を使うことができないので、
悟性人間を模範とします。
ジャガイモは精神を唯物論的にするのです。
引用・抜粋終わり
「近代の唯物論は、ジャガイモを食べすぎた結果だ」
の部分は“え~、そこまで言うの~?”という感じですね。
しかし、
世界規模の愚民化に日夜貢献している
ジャンクフードの大手チェーンも
一押しメニューは“フライドポテト”
ソファーで寝転んでハリウッド映画を見る
「カウチポテト族」
この世界的に普及した“娯楽と洗脳が融合したライフスタイル”
に不可欠なアイテムもポテトチップス。
現代人が即物的で思考の浅い生き物になってしまったことは
間違いありません。
それが、ジャガイモのせいなのか、
はたまた、支配層がシュタイナーの見解をもとに
ジャガイモを使った世界愚民化を画策したのか、
真相はわかりませんね。